板金で調べると出てくる変な語句

 

サジェストワード、ご存じですか?

検索のときに「しらべもの+空白」の後に候補としてでてくるアレです。
「おいしい店 焼肉」「美容院 近場」みたいな、アレ。
果たして精密鈑金ではどんな言葉が一緒に検索されるのかな?と思って調べてみました。
今回は調査の中から無作為に目を引いたサジェストワードをピックアップして、感想または解説をつけるという何ともなコーナーです。

「板金 穴埋め」

お、溶接ですね。
製品の角や、位置決めのダボ受け穴など構造上空いてしまう穴に対して、溶接棒を溶かし込んで平らにしていくのが穴埋めです。
鉄製品にやることが大半で、ステンレスや亜鉛メッキの材料にはやらない傾向にある気がします。気がするだけ。

「板金 絞り」

絞り金型のことだと思われます。
コップの底をイメージしてもらうといいかもしれません。
一枚の板からプレスという加工をしてあの底面を作るのですが、

板を平べったい粘土だと思ってもらって、そこにコップを押し付けて粘土をその形にしていく感じです。鈑金屋とプレス屋、どちらも行う会社さんも少なくないですね。

「板金 工場をたてる」

どういった感じ?????
なんでこんな検索ワードになった感じ???
鈑金のみで工場外観を建てるってことなのかなあ…厳しくない??
それとも鈑金業で一旗あげて工場建てちゃおう的な??…まずは賃貸にしよう??
そんなに鈑金で一旗あげたがってる人いるの???
いや、どうなんだろう…気になるワードでした。

 

「板金 段曲げ」

曲げ加工における、段曲げですね、うちでもやりますよ!
大体曲げ加工って鈍角か鋭角か直角かなんですけど、階段の段差のように曲げるのが段曲げです。

餃子のヒダ…みたいな折曲げ加工です。

専用の金型を使用したり、板厚によっての加工可否があったり、見極める力も必要とされます。

 

「板金 曲げローラー」

ロール金型のことと思われます。
曲げ加工の一種ではあるのですが、かなり特殊で。
太い丸棒のような金型パンチを使って板をクルリと巻き付けて円に近い曲げ加工を行うことです。
その時は3本ロールと呼ばれる金型を使用します。
また脱線しますが、普通の金型でも「送り曲げ」と呼ばれる1-2㎜で曲げ加工を細かく行うことで円に近い形状へもっていく加工もあります。
ただ普通の金型なので3/4円形にくらいしかならないと思いますが、やったことないんでわかりません!!!!

 

「板金 レバレート」

一時間あたりの工賃のことです。
調べるとわかっちゃいますけど、大体鈑金のレバレートは7000-8000円です。
高級外車のレバレートは10000円を越えることもあるそうですよ。

 

「板金 彎曲半徑」

察しはつくけど、読めねんだわ。

 

「板金 全車烤漆」

察しもつかないし、読めねんだわ。

結構面白かったですね。

精密板金において、皆様が疑問に思ったり検索した言葉はかつて入社当時私が思ったことたちなのかもしれません…。
また半年に一回くらいはどんなサジェストワードが占めているのか調査するのも面白いかなって思っています。
ではまた半年後に…。

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